遮断機のない踏切の呼ぶ声

二戸の斗米駅の近くに絶対に近づいてはいけない踏切があった。
その踏切で、かつて、凄惨な事故、或いは事件があった。

近づくと吸い寄せられるように踏切の中に行き、動けなくなる。
そうして、さらに多くの人が死んだ。

その踏切は廃止され、今ではどこにあるのかも分からない。
だが、その踏切は今も生きている。

不用意に1人で近づく者の目の前に、突然、現れる。
見えない力で、遠くから引き寄せられることもある。
気づいたときは、吸い寄せられ、逃げられない。

かくいう私も、その1人。今まさに、そこにないはずの踏切が目の前にある。
そして、ブラックホールのように私を引っ張る。
付近の柱?に捕まり難を逃れようとあがく私。

しかし、凄い力で柱も折れてしまいそう。
そして、警報器の音が鳴り、いよいよ電車も近づいてきた。

周囲には誰もおらず、たった1人、助ける人も叫ぶ人もない。

***

・・・という夢を幼少期に見たことがあります。
私が見た怖い夢、堂々の一位かも。

東北本線は遮断機が付いているはずですが、「夢の中の踏切」には遮断機がありませんでした。

というわけで、この記事・写真を見た瞬間、そのことを思い出した次第です。
第4種踏切は「廃止望ましい」 運安委、9歳死亡の列車事故で報告書(朝日新聞) – Yahoo!ニュース

具体的なことは知りませんが、堀野から金田一にかけての東北本線内にも、開かずの踏切だか、事故があった?踏切だかがあるという話を、子供の頃に聴いたような気もします。

鉄道事故は最近はあまり聞かなくなりましたが、子供に限らず、かつて成年後見人の責任を巡り大論争となった高齢者事故もありましたので、新幹線の整備に限らず、最善を尽くしていただければと思います。

(追伸1)
FBでこの投稿をした際、二戸在住の方から、斗米駅近くに踏切があるとのコメントをいただきました
(もちろん遮断機のあるもの)。

私も踏切の有無などを調べたことはあるのですが、そこで事故等があったのかどうかは全く存じません。

夢を見たこと自体は間違いないものの、「噂話を聞いた」点については、誰からだったか等、具体的な記憶は曖昧で、色々と忘却の彼方です。

もちろん、近隣住民の皆さんにご迷惑をおかけするつもりはないのですが、実は・・というお話があれば、どなたかコッソリ教えていただければ有り難いと思っています。

(追伸2)
上記に続けて、別の二戸在住の方から、FBで「ユタとふしぎな仲間たち」のドラマを思い出した、とのコメントもいただきました。

「ユタ」は我々の世代は全く馴染みがなく、どんな話なのだろうと思いつつ大して知ることのないまま今に至っていますが、私の出生直後にドラマが放送されていたとのことで、紹介いただいたサイトのピックアップ映像も拝見しましたが、色々と感じるところがありました。
ドラマ ユタとふしぎな仲間たち |番組|NHKアーカイブス

引用のサイトの映像の後半に出てきた林檎畑とよく似た光景を幼少期に見かけたような記憶があり、それは、夢なのか現実なのか今も分かりませんが、誰か分からない大人に引率され、同世代の別な子供と一緒に遊んでいたというものでした。

幼少期は夢と現実の区別がつかない曖昧な世界に生きていたのかもしれませんが、それもまた、二戸という地域のなせる業なのかもしれません。