「あまちゃん」と遠距離交際したがる盛岡、奥手な?隣人の八戸

他の弁護士さんのブログでグーグルの検索ランキング(都道府県版を含む)なるものが紹介されていました。昨日の投稿のとおりFB上で「あまちゃん」が話題になっていたので、その点について注目してみたところ「あまちゃん」は「急上昇(全体)」で3位、岩手では1位でした。
http://www.google.co.jp/trends/topcharts
http://www.google.co.jp/trends/topcharts#cid=cities

個人的に興味深く感じたのは、「あまちゃん」の舞台である久慈市は、盛岡ではなく八戸の経済圏であるのに、「あまちゃん」は、青森県のランキングでは全く入っていない点です。青森の3~5位として表示されている項目は岩手県民には馴染みのない話題で、そもそも何なのかすら分かりません。

盛岡駅をはじめ、岩手県内では、久慈から遥か遠く離れた各所で、「あまちゃん」効果にあやかろうと、ポスターその他が散見されますが、先日、八戸を少し訪れた限りでは、「あまちゃん」に触れている(活用ないし便乗しようとしている)印象は受けませんでした。

全国的に見ても、「あまちゃん」は、広域レベルとしては、岩手を舞台にした作品と考える人の方が圧倒的で、この作品と八戸を結びつけようとする動きはほとんどないのではないかと思われます。

そうした意味で、「あまちゃん」(久慈)のすぐ隣人である八戸は、別の県というだけ?の理由で、縁の薄い状態となっているのに対し、遥か遠方にある盛岡等(岩手内陸部)の方が「あまちゃん効果」なるものにあやかろうと、あれこれもがいているという感じもして、地理的に不自然、不合理な感じがしてしまいます。

「あまちゃん効果」なるものを誰がどのように活用し、利益を享受したのか、青森(八戸)の人々は、「あまちゃん」には見向きもしなかったのか、そうでないのか、そうでないのならその原因は何であるか等、久慈を起点にした岩手内陸と八戸との関係なども視野に入れて分析してみると、面白いものが見えてくるかもしれません。