ロータリアンとランパス兄さん

少し前の週の金曜日のことですが、11時半の法廷のあと一人で昼食をとることになり、無性に蕎麦が食べたくなったのですが、昨年頃から盛岡でも頻繁に出回るようになった「ランチパスポート」に骨の髄まで依存しているため、市街地で蕎麦が対象となっている数少ない店舗の一つである川徳デパートの「北の蕎麦屋」さんに向かいました。

人気店のせいか行列状態で待っていると、同業のH先生がエスタブリッシュな雰囲気で颯爽と横切っていったので、ああそうかと、隣(ロイヤルホール)で盛岡ロータリークラブの例会が行われることに気づきました。

その瞬間、「面識のある会員の方に見つかったらやだな~」と、北の蕎麦屋を諦めて、並ばずに済む他店に移動することも考えましたが、蕎麦が食べたいとの欲求に勝てず、そのままお店の前で座って待っていました。やはりというか、目の前には、盛岡経済界を代表していそうな顔立ちの紳士の方々が、次々と現れては談笑しながら隣に吸い込まれていくのが見えました。

そうした光景を横目にランパス亡者道を突き進む我が身(ちなみに、その週の利用は4回目)を顧みると、彼我の身分差を感じて悲しくならないでもありませんでしたが、さすがにお店では20分も待った甲斐があり、500円で十二分に美味しくいただきました。

お店前の椅子では存じている方に見つからないようにコソコソ隠れていたつもりでしたが、お世話になっている税理士のS先生に「見ぃつけた!」と言わんばかりの屈託のない笑顔で声を掛けていただきました。残念ながら私が「今日は見なかったことにして下さい」と目力一杯に訴えていたのは伝わらなかったようです。

私も某RCの端くれ会員として水曜には分不相応の食事をいただいていますので、例会だと気づいた瞬間にお店の順番の書き込みを削除し、盛岡RCに4倍のお金(2000円)を払って例会に飛び入り参加(メーキャップ)しようと気軽に決意できる身分になりたいものですが、筋金入りの貧乏性体質のため、その日を迎える前に寿命に追いつかれてしまいそうです。