今年も祭りに行けぬ夏が来て
さんさ踊りの期間もあっという間に過ぎてしまいましたが、会場から遠く離れた当事務所は4日間とも静かに楽しくお仕事する日々でした。
今年は十年以上ぶりに、某団体経由で踊れなくとも参加できそうなチャンスがあったのですが、「JC浴衣しか持ってません(在籍9年で使用は1日のみ)」と話したらダメ出しを喰らい、結局、浴衣云々に関係なく安定の残業モードになりました。
というわけで、2時過ぎに東署で接見した帰りに4時間も前から場所取りに勤しむ皆さんの光景を眺めつつ一首。
働けと囃子に急かされ踊らされ
さんさは今年も夢のまた夢
余勢を駆って早世の詩人・萩原慎一郎氏にあやかる一首。
ぼく町弁 祭り行けない夏が来て
白髪抜きつつ カップラ食べる
夜明けとは僕にとっては残酷だ
また裁判官に 嫌味言われる
咳をしても事務所ひとり
カップラの友よ負けるな
僕もいま 寝袋を出て起案している
というわけで、今年も祭りの写真は提供できませんので、今夏、数年ぶりにいただいた山形の肉そばをどうぞ。