啄木記念館の改装オープンに寄せて

今月中に、盛岡市玉山の啄木記念館が大改装オープンとなるとのニュースを何度か目にしました。
石川啄木記念館リニューアル開館へ  啄木の歩みを視覚的に分かりやすく – 盛岡経済新聞

私は7年前に一度拝見していますが、当時は啄木の生前の遺品や当時の関連する物品などの展示に終始しており、「啄木とは何者か(敢えて記念館を作って顕彰する意味=現代人に向けて果たした役割・功績)」を説明する展示が無かったので、残念に感じると共に私なりの解釈を引用の文章に書きました。
啄木の未完の志とふるさとへの宿題 | 北奥法律事務所

偉人の果たした役割等の解釈は各人で異なるでしょうが、顕彰施設では代表的・通説的な見解をきちんと表示しないと、対象者のことをよく知らない見学者にとっては、何のために来たのやら感しか得られずに終わってしまうように思います。

新規開店の施設では、そうした説明(見解の対立があるなら併記などを含め)が掲示されるよう願いたいものです。

少なくとも、昔一度だけ訪れた水沢三偉人記念館(計3館)には、そうした掲示があったと記憶していますので。

ともあれ、あと半月で盛岡も桜の季節ですので、皆さんも一度はいらして、7年前に作った下記の戯言?のように、ご自身なりの一首を献じていただければ幸いです。

ふるさとの桜となりし啄木鳥は 
春を告げるも春生きられず

(写真はR04の盛岡城)