帰ってきた二戸ロータリークラブと田中舘秀三物語、そして「あれから30年」

5月の話で恐縮ですが、盛岡地裁二戸支部に所用があり、ちょうど二戸ロータリークラブの例会日でもあったので、折角だからということで、例会に参加してきました。

ちょうど今年の会長さんが私の小中学時代の同級生のお母さんで子供の頃に大変お世話になった方だったため、予めご挨拶していたところ、折角なので卓話をしてはという話になりました。

そこで、簡単な自己紹介(30年前の二戸RCの思い出話)の後、今年の2月頃に引用のブログでも連載した「世界遺産シンガポール植物園と同国の文化学術資産群を戦災から守った二戸人(兼盛岡人)・田中舘秀三博士(東北帝大教授)の物語」について、お伝えしてきました。

幸い、田中舘愛橘会の会長さんもいらしていましたので「あらすじ案」を印刷したものをお渡しし、愛橘博士に続き秀三先生の物語も漫画化していただければとお願いしました。

会員さんには、この話を初めて知ったという方も多数おられたようですので、地元の「知られざる偉人」の顕彰としては意味があったのではと思われます。

今後も秀三博士(先生)の物語についてどこかでお伝えできる機会があればと思っていますので、関心のある方は、お気軽にお声がけいただければ幸いです。

また、以前にブログで連載した「あらすじ案」は、「あとがき集」と共にA4用紙25頁分にまとめており、ご希望の方から直メールいただければPDFでお送りすることは可能ですので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

例会のあと裁判所の所用まで時間があったので、会長さんほか何人かの方にお付き合いいただき、しばらく雑談をさせていただいたのですが、久しぶりに「ふるさとの人は有り難きかな」と感じる暖かい時間を過ごすことができました。

私は幼少期から同世代の子供達と一緒に過ごすよりも大人達に混ざって横で会話を聞いているのを好む変な子供だったせいか、少しばかりあの頃に戻ったような気もしました。

こうした機会に限らず、二戸の人々にも必要としていただける場を持つことができるよう、まずは研鑽に努めていきたいと思います。