雨に翻弄される日印の自転車たち
今から少し前、梅雨明け直前の時期の話です。
その日は相談担当のため弁護士会に赴かなければならず、毎度ながら20年前に購入した登山用雨具を着用して豪雨の中、自転車で向かいましたが、そういうときほど、滅入る気分を吹き飛ばすため、
ガンガンいぐべ ぶっ放すべ~♪
センジョーコウスイタイ!
などと脳内熱唱して走行することにしています。
・・・などと書くと不謹慎だなどとお叱りを受けるのかもしれませんが、歌詞に防減災や避難、自然の猛威への畏敬などを盛り込めば、世評に十分耐えうる作品ができそうな気もするので、どなたかチャレンジいただければ幸いです。
ともあれ、被災された秋田の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
最近の担当日(弁護士会に行かなければならない日)は雨天率が高く、よほど会内で歓迎されているのかなぁと涙が出そうですが、新規のご依頼をいただける(かもしれない・・)貴重な機会でもありますので、めげずに失踪・・ではなく疾走し続けたいと思います。
ところで、その日の朝、事務所付近を走行していたところ、インド系(ドラヴィダ人?)と思しき濃いめの肌の男性が多数、自転車で北上しているのを見かけました。
ちょうど小雨から本降りになりかけたタイミングでしたが、彼らの誰も雨具を着ておらず、日本で自転車通勤するなら雨具が必要ですよ、濡れると身体に悪いですし(勤務先で調達してあげたらどうですか、ワークマンとか)と思わずにはいられませんでした。
震災以前に市内に大増殖したインド系レストランは最近はあまり見かけなくなったので、あの自転車の男性達がどのような仕事や生活をなさっているのか皆目見当もつきませんが、彼らにせよ日本人にせよ、互いに地域社会内で安全・安心に暮らしていくためにも、もっと法制度や実務の整備が必要なのではないかと改めて感じました。