黒字廃業のあれこれと地方の町弁の役割

岩手でも倒産の必要がなくとも後継者が得られない等の理由で黒字廃業される方が増えているとのニュースが出ています。
去年 東北地方で休業 廃業した事業所の半数以上「黒字廃業」|NHK 岩手県のニュース

当方も数年前、かつて大事件を共に闘った小規模企業の経営者の方が、事業譲渡により引退を希望されたため、譲渡契約から会社の解散手続まで若干ながらサポートさせていただいたことがあります。

また、事案のカタチはかなり違いますが、数ヶ月前に受任した会社の廃業に関する事件で、金融機関に多額の債務が残存していることなどから、ご本人は破産が不可避ではと考えており、当初は経営者保証GLによる解決なども検討していました。

が、当方介入後、保有資産が想定以上に高額で売却できたほか営業譲渡(簡易な事業承継)も奏功したことなどから、債務全額が弁償でき、換価預かり金から当方報酬を差し引いても小さくない金額をお返しできたので、ご本人も大変満足される万々歳の展開となりました。

諸般の事情で黒字廃業される方々も、残務処理にあたり、ご自身だけで行うより多少の費用を投じても弁護士のサポートを受けた方が望ましいケースも多々あるでしょうから、とりあえず相談するだけでも、ご検討いただければと思っています。

まあ、当方は、この連休も目先の書類仕事を次々こなさないと、そうした新しい仕事も来てくれませんが・・