月夜の絶景露天をリーズナブルに

先日も毎度の添乗業務こと函館出張に行きました。

土曜の朝から所用があるので前日入りせざるを得ないのですが、今回は大森海岸沿いで古くから営業されている湯の浜ホテルさんにお邪魔しました。

年季の入った宿ですので、若干あれこれ無いわけではありませんが、外食のたびに目が丸くなる物価高の世で、金曜とはいえ2食+最近流行の「湯船と海岸の境目のない眺望温泉」付きで1万円以下で宿泊できるというのは、ある意味、夢のような話と言えるでしょう。

今回こちらに伺ったのは、宿泊経験のある方から、

夜に到着し露天風呂に入ると、海岸には外灯はもちろん船も全くなく、真っ暗だった

と聞いたので、25年前にピラミッドの停電で経験した完全な漆黒の闇のような

暗黒の露天風呂

が味わえるのではと期待したからでした。

で、珍しく夕方に到着したので、まずは黄昏の海岸風景をサウナと共に堪能した後、夕食を挟み、いよいよ深夜の露天風呂に行ってみました。

すると・・

この日は闇夜ではなく大海原が月明かりに照らされて白く輝き、波打ち際のせせらぎが奏でるセレナーデという言葉がよく似合う幻想的な光景が出現していました。

給湯のドボドボ音がなければなお良いのですが、それが改善されたとき、この宿は1万円では泊まれない場所になってしまうのでしょう。

この日は放出水の影響か分かりませんが中国人団体客などが全然おらず、夕・夜・朝とも、この光景をほぼ独り占めで堪能できました。

富裕層の方は隣接する贅沢温泉に、そうでない方は今のうちにこちらの宿を利用なさってはいかがでしょうか。

添付の写真は部屋に戻り月が雲に隠れた状態を撮影したものですが、設定の関係で実際よりもかなり明るく表示されてしまうので、ホンモノはご自身の目でお確かめ下さい。