事務所概要
ごあいさつ
岩手県は、長年に亘り、弁護士が不足し市民、企業等に対する法的サービスが地域社会に行き届かない「弁護士過疎地域」と言われてきました。
当事務所も平成16年の開設以来、可能な限りすべてのご依頼にお応えするとの方針のもと、多くの事件に取り組み、ささやかながらも弁護士過疎の解消に取り組んできました。
近年の司法改革に伴う若手弁護士の増加に伴い、弁護士過疎の問題は過去のものとなりつつありますが、急増に伴う弊害の防止や現代の社会に適合したリーガルサービスのあり方など、新しい課題も生じています。
当事務所は、そのような事柄も見据えつつ、地域の皆様が抱える様々な法的課題に取り組み、解決することを通じて、郷土の発展に寄与すべく全力を尽くして参ります。
ロゴマーク
北東北3県の形をクリスタル様にアレンジしたもので、中に公正と平等を意味する秤をあしらい「公正と平等を実現する法律家としての活動を通じて、地域社会の宝を育てていく」という当事務所の理念を象徴しています。
名称とアイデンティティ
当事務所が冠する「北奥」は広義には北東北=北奥羽全体を指すものとして古くから用いられている言葉です。
古来、北東北の地は、蝦夷と呼ばれた人々が平和で豊かな社会を営む「楽土」であったとも言われています。
しかし、大和朝廷の侵略から先の震災に至るまで、幾多の受難の歴史を経て、この地は、社会的・経済的に様々な課題を抱えた後進地域と目されることが多くなったように思われます。
それらの課題に立ち向かうことで、より良い社会の構築に努め先人が守ってきた志を継承していくことは、この地に生きる者の使命と考えます。
私共は、以上の認識のもと、地域の法的ニーズに地道にお応えすることを通じて、県土岩手はもちろん、北東北の社会と人々の誇りのためお役に立つことができる法律事務所でありたいとの決意と願いを込めて、当事務所の名称を北奥法律事務所と名付けました。
業務方針
ご依頼いただいた案件には、依頼の趣旨となる事柄はもちろん、これに付随する様々な問題、論点も整理・検討し、依頼主の言い分を徹底して代弁し、適切な解決を実現するため全力で取り組んでいます。
地域に生じる法的ニーズに極力すべて対応するとの方針から多様な業務を取り扱い、事務局も、債務整理・倒産事案や成年後見をはじめ各種の業務について、補佐を通じて弁護士と共に様々な研鑽を積んできました。
現在は、弁護士が法的問題の検討、解決に精力を注ぐと共に、事務局もパラリーガル(法律補助職)として担当事件の補佐や連絡調整などを担い、質の高いサービスをご提供できるよう努めております。
また、様々な他士業の方々との繋がりを活かし、横断的な課題に対処できる態勢(ワンストップ・サービス)を構築すると共に、法的コンサルティングなども含む能動的・戦略的なリーガルサービスを提供できるよう、今後も研鑽に努めて参ります。