北奥法律事務所

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燃えた政権はプッシュ型支援に駆け抜けろ~その1~

能登半島地震の対策に必死で取り組まれている政府その他の皆様に水を差すつもりは全くありませんが、それはそれとして、発生直後の首相インタビューで、

プッシュ型支援

なる聞き慣れない言葉を連呼されていた(その後、やたらこの言葉がマスコミに出てくる)のが印象に残った方も多いのではと思います。

そんな方のために、正月明けに久々の替え歌を一曲。

プッシュ プーッシュ プシュ
プッシュ エーンド プシュ

いつかキメるぜ 後釜 息子?
そんとき 俺は 院政元老だ

・・・などと下らない悪口を言われないよう、被災者支援をはじめ、ごり押しの類ではなく良好な施策の推進にご尽力いただきたいものです。

ともあれ、震災の頃のことも思い出しつつ、被災された方々にお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

***

追伸1 

高橋陽一先生、もう長いこと漫画は拝見していませんが、大変お疲れさまでした。

追伸2

少し真面目な話をすると、プッシュ型支援は近時のメディアでも説明記事が多く取り上げられていますが、平成28年の熊本地震の頃から専門家らにより使われ出した言葉だそうです

恥ずかしながら、私自身は首相のインタビューで何度も繰り返されているのを見て初めて知り、若干調べて最近はそういう言葉があるのかと知った次第です。

東日本大震災(平成三陸大津波)の頃には準地元民として災害用語にも多数触れていたのですが、熊本地震の頃にはご縁がなくなっていました。これを機に、再度、勉強してみたいと思います。

 

新年のご挨拶

本年もよろしくお願いいたします。

また、能登半島地震の被災者の方々にお見舞い申し上げると共に、皆様の無事を祈念いたします。

今回の年末年始は遠方に出かけることもなく、事務所で厄介な事件の訴状等の作成に明け暮れる日々となっています。

他にも正月期間中に作業するとお約束した案件が多数あるものの、そちらに手が及ばずに時間切れになるのではと戦々恐々としており、「正月やるやる詐欺」などと言われないよう、集中力を高めてやり遂げたいと思います。

エロスの英雄

皆さんは、エロスのために闘ったことはありますか?
私は令和元年から5年ほど、エロスのために闘い続けてきました。

・・・と書くと、コイツも過労と運転資金の困窮でついに狂ったか、と皆さん思われたかもしれません。

しかし、それでも敢えて言おう。
俺はエロスの英雄、ヒーローである、と。

エロスには、30年以上前から、大きな問題が生じていました。
多くの人々が先送りし、状況はどんどん悪くなっていきました。

10年ほど前、解決のため立ち上がった人々がいました。
5年前、これ以上は自分達では無理とのことで、私にお声が掛かりました。

初動は割と上手くいってたんですよ。
が。エロス内部の様々な問題に加え、どこぞの家裁から、まさかの無理難題と膨大作業・・

そして、艱難辛苦の末、ようやく大半の問題を解決できました。
まだ、小さく厄介な論点が残っていますが、まあ、なんとかなるでしょう。

この5年間、多くのエロスの人々と膨大なやりとりがありました。
きっと、彼らも私に感謝してくれるはず。いや、感謝して下さいよ・・

何より、数十年前に亡くなられた本当のエロスの英雄は、ご自身の肩の荷が下りたことを雲の上で喜んでおられることでしょう、

何を言っているか分からない方は、「訛り」が第1ヒントです。
岩手ですもの。

最初は、上手くいけば黒字もありうるかもと期待しました。
が、家裁その他の雪だるま作業で、毎度の大赤字仕事・・

岩手のヒーローは儲かりません。
ガンライザーNEOも、そう言っていた。

それでも、ようやくまとまった報酬をいただけたので、おかげさまで、どうにか年は越せました。

震災後は、債務整理特需などの恵まれた時代が去り、マイナス(大赤字仕事)に飛び込まざるを得ない日々が続いています。

芸術の前に当事務所の方が爆発しそうだと感じるときもありますが、新たに応援して下さる方々との出逢いに恵まれたことなどもあり、どうにか仕事を続けることができています。

そういえば、盛岡には、膨大な辻立ち等、上手くもなく綺麗でもなく心地よくもない闘いを長年続けてついに宿願を果たした市長さんが誕生していましたね。

田舎の町弁業界は今も厳しい状況が続いていますが、私も、運命に楯突き、べらぼうな夢を目指して頑張っていきたいと思います。

数年前の正月、事務所サイトのトップページを引用して新年のご挨拶のFB投稿をした際、予想以上に多くの「いいね」をいただき、トップページの「いいね」数が109個になりました。

今、ある寺院を舞台とする厄介な事件の訴状を作成しています。
これも数十年放置されていた問題の解決を目的とするものです。

事務所概要のページでも述べた初心を忘れずに、煩悩の1歩先にある何かを突き詰めることが、この仕事に託された役割なのかもしれないと思って、応援して下さる方々への感謝を胸に、今後も、色々と挑んでいければと思います。

来年もよろしくお願いいたします。

 

漆産業の復興は、シン・あまちゃんと宇宙科学から

ロータリークラブのIMと呼ばれる行事(講演会等)が二戸パークホテルで行われ、諸般の理由から、盛岡北RCの会員として参加してきました。

現在、二戸・岩手は浄法寺地区を漆文化などを中心に「奥南部・漆物語」と名付けて売り出しており(文化庁の「日本遺産」に認定とのこと)、今回はその話を取り上げたものとなっていました。

ただ、南部一族は頼朝征服に伴い甲斐国からやってきて300年以上も三戸を拠点とし、九戸戦役(本家断絶後の承継紛争に始まる豊臣徳川東北諸侯軍との戦争)後、短期間だけ二戸(九戸城改め福岡城)を本拠としたものの、南部信直が浅野長政の勧めで盛岡に移転するという歴史を辿っています。

盛岡はもともと紫波を本拠とする斯波氏側の領土で、戦国末期(九戸戦役直前)に南部氏の支配下に入ったと理解しています。

ですので、岩手県北や青森東南部こそが南部一族の本来の領土(実家)であり、三戸などと組んで「奥南部」ではなく「本南部」とか「元南部」と称していただければと思わないでもありません。

まあ、他ならぬ柳田国男が作った言葉だそうですし、浄法寺(や安代)自体は盛岡と三戸(や二戸=福岡)のどちらからも「奥」と言えそうなので、案外、ケチが付かないネーミングなのかもしれませんが・・

***

ところで、講演では、戦前に作られた「漆の生産量の激減に危機感を持った人々が、担い手(漆掻き職人)の勧誘目的で製作した(らしい)ミニ映画」が上映されたのですが、主人公である、漆掻き職人に志願した若い女性の作業着姿が

ほぼ、あまちゃん

という格好でした。

漆掻き職人(担い手)は現在も困難な状態が続き、パネルディスカッションでも地域おこし協力隊の方が登壇されていましたが、その映画を拝見して、

あまちゃんに倣い、若い女性が漆掻き職人に挑むドラマ(朝ドラ?)をクドカン氏などに頼み作ってはどうか

と思わざるを得ませんでした。

ドラマのタイトル(主人公の愛称)は、ズバリ、

カッキー

で、どうでしょう(新垣氏にも出演いただければベスト)。例えば、

最初はイケていない主人公を周囲の面々が地域おこし目的で、あまちゃんの真似で作業着を着せてヘッポコWeb映像(恋ダンス風の漆掻き作業動画とか?)を出したところ、バズって世界の脚光を浴び、やがては第一人者の導きのもと世界遺産級の建築物の修復や超高級工芸品などに絡んでいく・・

といった企画案で売り込んでいただいても良いかもしれません。

***

ちなみに、5年ほど前に盛岡北RCで周年行事を行った際、何か記念事業をやるべきではという話が出たので、県境不法投棄事件の跡地に漆の木を植樹するのはどうでしょう、と提案したことがあります。

残念ながら盛岡から遠く離れているとの理由で却下されましたが、県境事件は二戸だけの問題ではなくオール岩手(と青森)で取り組むべき問題ですので、本来は岩手や青森のRCなど諸団体が力を合わせて取り組んでも良いのでは、と今も思っています。

もう一つ余談になりますが、宇宙科学の世界に「ウルシ」と呼ばれる世界規模の学術団体があり、田中舘愛橘博士との繋がりという意味でも、岩手(盛岡)にウルシの総会を誘致すべきではと述べたことがあります

漆と二戸に関心を持っていただける方には、こうしたことも視野に、お力添えをいただければ幸いです。

以上、設営等いただいた二戸RCの方々に感謝しつつ、現場からのレポートとさせていただきました。

春日局の「神の君」は、いつ誰に何のため語ったものか

エセ大河評論家こと小保内です。以下、今年の家康に、これだけは言いたい一言。
 
といっても、巷で話題になった前半のメルヘン云々ではなく(築山殿事件の下りは、本職の批評家も述べていましたが、甲相駿三国同盟の再構築を述べているに過ぎず、人物像を含め、脚本としても悪くないと思います。信長秀吉の世界観の掘り下げの不十分さは不満がありますが、紫禁城のような清洲城には文句はなく、その意味するところ=中華帝国化こそ取り上げて欲しかった)、ケチを付けたいのは
 
ナレーションをつとめた寺島氏が、春日局役で登場する(らしい。近時の報道)
 
という点です。
 
もちろん、春日局(福)が家康に多大な恩義を感じているとか、晩年には成人した家光と組んで家康の神格化につとめたことは確かなのでしょうが、幼少期の家光を養育していた際、家康は現役の戦国武将として関ヶ原などを戦っていた最中なのですから、この時点で幼い家光に向かって「神の君」などと述べるのは無理があります。
 
そんな教育をしていたら、家康からも秀忠からもクレームが来るでしょう。
 
また、福にとって家康は、猛烈な勢いで発展している勤務先企業の現役の社主であり、家光に後継者指名させることを目的とした交渉相手なのですから、成功後(家光継承後)に世間に向かって神格化させるというのならともかく、家光養育期の福自身が家康を「神の君」などと思っているというのも無理があります。
 
また、福のナレーションとして家康の人生を語るというコンセプトに立つのなら、非業の最期を遂げた父親=斎藤利三が全く登場しないのは我慢の余地があるとしても、その上司である明智光秀を、あれほど残念なキャラに描く(かつ、そのことに何のコメントもない)のは、あまりにも整合性がないのではないか。
 
処刑された亡父(斎藤利三)の無念を思えば、家康を神格化する以上に、「謀反には理由があった(天皇廃絶=易姓革命阻止の大義説)」を採用して光秀を善良な人物に描く方が、福にとって好ましい物語になるのではないか、少なくとも、こんなヘボ上司のヘボ振る舞いのせいで自分達が悲惨な目に遭ったとは思いたくないでしょう。
 
そして、光秀を天海として再登場させ、家光と三人で結託して神格化構想を推し進める、といった展開の方が、寺島氏を春日局とし「春日局が語る、家康神格化の物語」に適っているように思われます。
 
他にも色々と言いたいことはありますが、要するに、寺島氏がナレーションで語る神格化された家康像は、同時代人が語るものとしては無理があり、遙か後世の徳川政権の関係者が語る内容として構築しないと、辻褄が合わないと思うのです。
 
***
 
では、それ=寺島氏に相応しい配役(歴史上の人物)がいないのかと考えたとき、それに相応しい御仁が一人だけ思いつきます。
 
第13代将軍・徳川家定の養育を担当していた、後の大奥総取締・瀧山です。
 
「篤姫」を見ていた方ならご存知かと思いますが、瀧山(演・稲森いずみ氏)は、やがて大奥の最後の責任者として、天璋院(演・宮崎あおい氏)らと協力し「江戸(大奥)の平和な店じまい」に尽力した御仁であり、彼女が幼少期の家定に神君の物語を聞かせるような姿をイメージすれば、違和感なく整合するように思われるのです。
 
そして、最後に寺島氏が瀧山だと明かされ、幕府終焉=流血を極力防いだ新時代への継承に繋がっていく、という展開の方が、番組として引き締まるのではと思います。
 
というわけで、私は番組開始時から、寺島氏=瀧山など後世の大奥関係者説が採用されるべきだ思ってきたので、その点は残念でした。
 
***
 
ただ、寺島氏の語りを「(それが正しい事実だと信じて)幼少期の家光に語った話」ではなく家光の成長後に「幕府永続のため神格化を世間に広める目的で(ホラ話と知りながら)後世向けに創作した話」だとするのであれば、ドラマとして成り立つと思われるので、或いは、最終回あたりでそのような描かれ方をするのかもしれません(出生直後の家綱に聞かせるというのも無理があるでしょうし)。
 
その場合、福=寺島氏は、亡父の元上司(光秀)を、大した考えもなく実家を滅亡に追いやった軽率ガッカリ野郎だと理解していたことになるのでしょうが、それはそれで物語として成り立っているのかもしれません。
 
この点は、本作を、「ドラマ自体は家康本人の目線・認識で描きつつ、本人とは別の認識で家康らを見ているナレーターの認識をコメントとして重ねている作品(ナレーター=寺島氏=福が説明する物語ではない)」と理解すれば、光秀の残念ぶりは家康の認識であって福の認識ではないということになるので、福が光秀をあのような人物だと捉えているわけではないという説明になるかとは思いますが。
 
***
 
余談ながら、ほぼ1年前、前作「鎌倉殿の13人」の最終回を見て、
 
この最終回は、ドラマの筋に照らしても、絶対にありえないはずの会話を主要人物達がしており、毒殺を含むこの回の全体が、実は義時の妄想ではないか(義時は、ドラマ内でも病死など別の理由で死んでいるが、いまわの際に、このような妄想を見たのではないか)
 
と感じて、1年前のFB投稿で、少しだけ触れたことがあります。
 
それは、義時と大江広元が、承久の乱後に、全く無関与の幼い廃帝(仲恭天皇)について、あまりにも平然と弑逆の話をしていたから(それは、両名とりわけ後者にとって、当時の元貴族の天皇観などに照らし、あまりにもあり得ないでしょう)という点に尽きるものですが、そのように考えると、最終回の中で描かれた様々な奇妙な事柄が「妄想説」と整合していると感じました。
 
そのことも、全く年を取らない三浦義村(これはドラマが主人公の主観の投影であることを示す)や、上皇配流のシーンで、その場にいないことが明確に示されているのに亡霊のように現れた=上皇の妄想だと描かれた文覚など、番組の様々な傍証を交えてきちんと論じたかったのですが、その余裕もないまま1年が過ぎてしまいました。
 
昔と違い大河を全て視聴できるエネルギーが無くなってきているので、来年の大河を見る自信がありませんが、5年ほど前に大河ドラマ・紫式部(仮称)の配役案を構想して全部外れた腹いせに、多少は視聴しようと思います。

公的団体の内部不祥事と公表の議論を巡る内部の光景

先日、JR東日本が社員の着服事件を外部公表していなかったことを取り上げる記事が出ていました。

以前、私も所属する某団体で、この報道(従業員の横領事件)と似たような問題が生じたことがあります。

役員の方々が大変尽力され、団体の被害は完全回復されたそうなのですが、その事案を対外的に公表するか、団体内で議論がありました。

私は会場に赴かずにズーム参加したのですが、過去に団体の役員をつとめた有力会員の方からは、内部の問題であり公表不要との意見があり、会場内では異論がなされていないようでした。

私は、その団体が強い公的性格を持つ(と世間一般が感じている)以上、不公表は適切ではない、お役所や金融機関などで同種の不祥事が起きていれば必ず公表するだろうから、当事者等を特定する情報を全て伏せた上で、このような事件自体はありました、と公表すべきではないかと意見しました。

すると、会場内の他の有力な会員の方から「役所などとは全然違う」などと、それに強く反発する反論を受けました。

明言はされていませんでしたが、不祥事を起こした方は、長年その団体のため多大な尽力をされ、多くの会員が自分達の身内だと感じてきたような方であり、「どうしてお前は(本人が事実を全て認めて被害回復も実現したのに)自分達の仲間を苦しめようとしているのか」と非難するニュアンスを強く感じました。

その後、大ベテランの方から、私の意見に理解を示すコメントがあり、それ以上、他に意見もありませんでしたので、あとは役員の方々に一任することになりました(誰も意見は言いたくなかったでしょうし、私自身、公表を主張する方が他にいたなら、好んで意見をすることはなかったでしょう)。

それから少しして、結局、私の意見どおり、その団体が、当事者等の特定情報を全て伏せた上で、その事案について公表している報道を拝見しました。もともと外部への被害がなく内部では解決済みということもあり、それ以上、世間でその件が取り上げられることはなかったと思います。

そのことを、この話を伝えても許されるであろう、ある方に話したところ、「仮に、公表せず伏せていれば、週刊誌などで批判的なニュアンスを交えて取り上げられ、団体や業界の信用を傷つけることもありえたのではないか。上記のやり方が正解というほかない。誰かが、そうすべきだとの意見を言わなければならなかったのだ」とのコメントをいただきました。

ただ、自分達の仲間を守りたい、内部で責任を取ったのだから、それ以上は苦しめたくないという方々の心情も、何一つ間違っていないと思います。

確実に言えることは、私はその団体では昔も今も末端ヒラ会員であり、残念ながら、団体内の多くの方々と、あまり親しい関係を築けず疎遠なまま終わりそうだ、ということだけでしょうか。

或いは、その方が、司法の世界に身を置く者らしいのかもしれませんが。

 

無料掲載を装う悪徳求人広告被害について

最近は沈静化したと思いますが、5年ほど前には、小規模企業に対し、インターネットで求人広告を掲載するとの勧誘を行い騙し討ちのような形で不当な高額請求を行う業者が全国規模で多数出現し、その相談を受けたことが何度もありました。

それらの業者は、あたかも無料掲載であるかのように装いつつ「無料掲載は最初の短期間だけで、その期間を経過すると高額な有料掲載に自動更新する契約であり、お宅はそれにハンコを押した。よって数十万円払え」という請求を行うのが通例で、安易に応じてしまった多くの事業主が泣かされる事態が膨大に生じました。

当方も当時は数件の依頼を受け、いずれも「悪徳商法だから一切払わない」などと抗戦したところ、運良く?ゼロ和解ができたり、膠着状態でそのままとなったり、当方が了解可能な少額な解決金で決着するなどの経験をしたことがあります。

この件は今も全国で続いているのだそうで、私も形だけ参加している同業者の情報交換サイトMLでは、活発な意見交換がされているようです。

悪徳業者と名指しされた業者の中には、(恐らくは対決姿勢を示して支払っていないのであろう)歯科医院に対し、「虫歯などの酷い画像を付けた負の広告」を出してくるという挙に及んでいるものもあり、それを見たときは呆れるばかりでした。

以前、闇金が「(刑罰金利を前提とした悪徳融資の)返済をしなかった女性について、事前に送信させた裸の写真をネット上で掲載している」との報道も見ましたが、それに類するような酷い話だと思いました。

こうした事案に限らず、事業者の皆さんには人手不足などの問題があっても安易な電話等の勧誘に応じることなく、求人などの課題は健全な常識に適う方法で解決を図っていただきたいものです。

 

国会を少数精鋭の府に~歳出削減と定数不均衡の一挙解決策としての間接選挙制~

国会も地方議会も、議員数が多すぎるとか、国会議員の報酬などが(労働ないし人物の質に比して)高すぎるなどという議論がある一方、小選挙区制では一人一票の原則(投票価値の平等)を守るには、相応の議員数が必要だと言われています。

その是正策として、近時は中選挙区の復活論も耳にしますが、もっと抜本的な解決策を考えてもよいのではと思います。

例えば、盛岡選挙区では10人前後の選挙人を有権者が選び、当選した選挙人達(全国で2000人程度の規模)の互選で数十人~100人以内程度の議員を選ぶという方法(間接選挙型の国会議員選挙)はどうでしょう。

選挙人は基本的に議員の選出を行うだけの仕事とし、さほどの負担がないことから実費等を除けば原則として無給とします。

国会で討議を行うのは「議員」のみですので、「選挙人」のため新たに施設を作る必要もありません(投票=議員選挙はしかるべき場所で実施すれば足りるでしょう)。

これなら、①選挙人なら若者など就労中の者も立候補が容易、②選挙人を全国で2000人規模とすれば人口比で調整可能なので、定数(人口比)問題も一挙解決、③有給の議員数を大幅に減らすので、税負担も減り、人材の少数精鋭化にも資する、と考えます。

また、選挙人に選ばれる国会議員は、現在の金額に匹敵する相応の報酬を支払う代わりに原則として議員活動に専念させる(兼業禁止・許可制)ことで良いと思います。

現行制度は、大物歌手のような特別な経歴・知名度を有する若者しか立候補できないとか、逆に国民代表として相応しいと思えない残念な行状が露見している方でも有力政党の所属であるというだけで選出されてしまうバランスの悪さが否めません。

国民全体から「誰を代表にすべきか」の判断のみを託された2000人?程度の選挙人が、各人の見識や所属政党などに応じて国会議員を選ぶなら、知名度が極端に有利になることなく、能力や識見などを備えた御仁が選出される可能性は高まるように思われます。

また、選挙人は、選ぶだけでなく、個々の議員の解任権も持つ(その議員に投票した面々が過半数での解任権を有する)ものとすれば、国民の多くが望むであろう、任期中に重大な不祥事等を行った議員へのリコール制度を、間接選挙人の投票による議員の交代という形で、さほど高額な費用をかけずに実現できるでしょうし、国会議員側はもちろん選挙人自身も緊張感をもって仕事ができそうな気がします。

このような制度をとる以上、選挙人による議員選抜(間接選挙)は、秘密投票ではなく国民全員に投票行動が判明する公開(顕名)投票とします。

選挙人が選ぶ国会議員(専業議員)の出身地域は必ずしも人口比にこだわらなくとも良く、都市と地方・東西のバランスを確保すべきとの原則を定めた上で、基本的には選挙人の判断に委ねて良いと考えます。

人口比に応じて選ばれる選挙人が各人の判断で国会議員を選ぶ以上、「代表者の選出に関する国民一人一人の投票価値の平等」は担保されているとの認識に基づくものです。

このように考えれば、一人一票の原則を守りつつ国会議員の大幅減員による税金削減と質の確保の双方を実現できると思われるのですが、どうでしょう。

同様の試みは、国会だけでなく地方議会(県議会・市町村議会)でも行ってよいのではと考えます。例えば、間接選挙を前提に、専業議員は「地方自治のプロ」として辣腕を振るう力のある数人程度に大幅に絞り込み、その代わり、選任時に期待された実績が出せないと、選挙人の判断で相応の期間で任期終了・解任するなどの形で緊張感のある議会運営をさせてよいのではと思われます。

それこそ、地方自治法14条などを改正し、条例で独自の機関設計が一定程度できる制度ないし特区を設けてもよいのではないでしょうか。

現行法制度を詳細に検討した上で述べているわけではありませんが、案外、憲法改正をしなくとも公選法その他の改正で実現できそうな気もしますので、選挙制度の専門家などに試案として考えていただければと思っています。

 

盛岡市議との懇談会と「弁政連のあるべき活動」に関する幻の意見書(最終回)

前回までに引き続き、先日の盛岡市議さん達との懇談会のため用意した(ものの出番なく葬られた)レジュメを載せます。

今回=資料3は、先般の市長選で当選された内舘茂市長の公約を市役所が実施しようとした場合、地域の弁護士がどのような形で役に立てるか、テーマを絞って考えたものとなっています。

標題のテーマ(地方で執務する弁護士が、地方における民主主義と人権保障の拡充の向上のため何を考え何をすべきか)に関心のある方は、ご覧いただければ幸いです。

私にとっては残念な会合となりましたが、これまでお名前や写真等しか存じなかった何名かの市議さんに初めてお会いできたことは、有意な経験だったと思うことにします。

***

資料3 内舘市長の公約等に関するノンポリ無党派弁護士からの一考察(雑駁なもの)

もともと、これが「当職が担当を配点されることになったきっかけ(元凶?)」ですが、資料1・2の作成で力尽きたこともあり(所詮「おまけ」扱いですし)、すいませんが、今回は簡易なレポートとさせていただきます。

ここでは、内舘市長の公約を網羅的に分析等することはしませんが、パンフレットなどからは次のようなものが掲げられていると理解しています。

Ⅰ 地域内の様々な経済的・社会的弱者支援

①高齢者等の交通支援(ミニバス・乗合タクシー)=(自動車に依存しない)外出支援
②戸別訪問ゴミ収集・在宅医療介護強化等=外出せずとも各種サービスを受ける制度
③Uターン就職者への返還不要奨学金、学校給食無償化・センター整備や保育料無償等
④いじめ対策、習熟度別の学習支援、不登校他ハンディキャップ児童等の教育環境整備
⑤教員の増員と就業環境改善
⑥市長対話・住民対話部門、除雪部門強化、各種DX、公共交通整備、自転車専用道路

Ⅱ 地元経済・事業者の活性化支援

①地元企業の売上向上支援、上場支援、起業支援、起業等移住若年世代の定住支援
②地域の魅力発信と各種文化・産物の魅力強化(いわゆるブランド化=高付加価値化)
③地域の歴史文化(街並み)・先人(原・新渡戸・啄木等)の発信強化(VR等)
④社会的弱者向けの街並み整備(点字・スロープ、トイレ整備ほか)
⑤各種ボランティア活動に対するポイント付与(市内商業施設での還元)
⑥公共施設での再生エネ事業、エネ地産、EVスタンド、農業支援等

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全般的な特徴は、社会的弱者支援が強調され、対人給付(奨学金や各種無償化=税対応、ポイント制など)が多く掲げられている(インフラ整備的なものは強調されてない)ことだと思われますが、ここでは政策自体の当否や財源問題などは取り上げず(その検討は、第一義的には議員さんのお仕事でしょう)、これらを実現しようとすれば、法制度上どのような課題が生じるか、実現のため弁護士がどのように役立てるかを検討対象とします。

ただ、網羅的な検討はできませんし、公約の大半が税金の使い道を述べているに過ぎず、市民生活や企業活動等への規制等を掲げた公約がほとんどみられないため、前者(法制度上の論点)は一旦置いて、後者(弁護士の使い道)を中心に検討します。

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例えば「いじめ対策」や教員支援などに関し、近時は、いわゆるスクールロイヤー(教育委員会や学校法人等の依頼により、学校で生じる諸問題について継続的に相談や事件対応に応じる弁護士)が提唱されています。

内舘市長も範としている?兵庫県明石市は、人口比に照らし「日本で最も弁護士が常勤職員となっている自治体」と言われ(平成30年は7名とのこと)、教育委員会に所属しスクールカウンセラーやソーシャルワーカーと共に市内公立校の各種問題に専業的に対処する弁護士職員もいる(いた?)そうです。

この点は、弁護士会の「こども委員会」や「法教育委員会」の所属弁護士の方々(今回も参加されています)に発言を求めれば、様々な意見や提言がなされるのでしょうが、明石市のように「弁護士の常勤職員を多数雇用する」形でなくとも、市内の多数の弁護士の参画を得て、生徒や教員、或いは保護者等の様々な相談に対応する仕組みを作ることは、さほど難しくないと思われます。

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問題は予算措置(カネ)で、法テラスと連携したり、国の補助金対象事業化をお願いできれば有り難いですが、高額な予算がなくとも一定の対応は直ちに可能と思われ、弁護士会などに制度設計を要請の上、議会等で導入を検討いただければ幸いです。

スクールロイヤーや学校を巡る法律問題に関心のある方は、学校教員でもある弁護士の方が執筆した、神内聡「学校弁護士」(角川新書)をぜひご覧下さい。

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その他、高齢者・障碍者支援であれば弁護士会に担当委員会がありますし、地元企業の支援の一環として弁護士への相談等補助も検討いただきたいです。

カネの支援が無理でも、相談や事件対応のため必要となる事務作業などを、行政や商工会議所などが補佐する仕組みがあってよいと思います。

少なくとも、ご本人が適切な準備や作業ができないため、相談等できずに終わっている事案や、相談等がなされても「その先の作業=解決」に繋がらずに終わってしまう事案は珍しくありません。

歴史的景観保全等のための街並み整備などは行政の規制や居住者等支援が必要な分野ですが、日弁連公害環境委員会ではそうしたテーマも取り扱っており、条例整備であれ、個別事案対応であれ、市の顧問弁護士事務所の方々と役割分担をしつつ何らかの第三者的な形でお役に立てることはあるかと思います。

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市議の方々は、市長の公約云々に関係なく、市内の様々な課題を掘り起こし(光を当て)解決を推進することが求められていることは申すまでもありませんし、「掘り起こし」をする上で、市内で活動する弁護士達に、現在はどのような事案の相談や依頼等が多いか、どのような問題が発生しているか(住民や地元企業がどのようなことで困っているか)を定期的に聴取して全体像を把握し、それに基づいて市のあるべき施策を提言していくことは、市議会に求められている役割の一つだと言うべきではないかと思います。

私に関して言えば、震災前に山ほど受任していた個人や企業の債務整理等が大幅に減少した反面、近年、増加傾向にある類型として、次のものがあると感じています。

①全く身寄りの無い方の相続(相続人不存在事案や、被相続人と全く交流のない遠方在住の多数の甥姪などが相続人となる事案など。隣人が世話したり高額な相続預金等を有する例もある)

②老齢の親が重大な障害を抱えた子と二人だけで暮らしていたが、様々な事情で同居等が困難となり財産管理等のため弁護士の支援が必要となる事案(重大な紛糾例を含む)

これらは、社会内の人間関係(家族・親族・地域その他)の希薄化で「ひとりぼっち」「二人ぼっち」家庭が非常に多くなった結果として生じているもので、盛岡に限らず全国的な現象だと思いますが、被相続人の死去で、遠方の甥姪等(往々にして大都会に在住)に預金が移転(盛岡から流出)することが多いほか、相続人不存在であれば、国庫帰属の形で、国が全て取得する(市役所や県には一円も入らない)形となります。現行の相続財産清算人(管理人)制度の運用にも、疑問を感じる点は色々とあります。

ただ、そうした事案では、「もしかしたら、ご本人(被相続人や被後見人等)は、そのような形で財産が流出するのではなく、地元の近しい関係にある方に引き継いだり、地元のため有効活用して欲しいと願っていたのではないか」と感じることは珍しくありません。

条例で「相続人不存在事案を国庫帰属ではなく地元自治体へ」と定めても無効になるでしょうが(地方自治法14条)、例えば、推定相続人(財産を相続する予定の方)がいない(身寄りのない)方や推定相続人と疎遠になっている方(市民)に向けて、積極的に遺言書の作成(自身の死去後の財産等のありかたの検討)や弁護士等への相談等を促す施策があって良いのではと思います。

その一貫として、多額の資産(相続財産)をお持ちの方には市役所などへの寄付を呼びかけても良いのかもしれませんし、それは後見人無報酬事案の補助原資にもなりうるでしょう。

もちろん、その前提として、そうした方の生活を様々な形で行政が支援することが伴われるべきでしょうが。

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ご承知のとおり、盛岡市民には市役所から「健康診断に行って下さい」というカードが毎年送られてきます。身体の病に限らず、社会生活上の様々な病の未然防止のため、様々な論点・事案(必要性)を具体的に紹介し、「弁護士などに相談して下さい」と市の広報などで呼びかけることは、あって良いと思います。

岩手弁護士会サイトの弁護士名簿をご覧のとおり、岩手の弁護士の過半数以上が盛岡で執務しており、盛岡市(市役所・市議会)は弁護士の活用について強いアドバンテージを持っていると言えます。皆さんにも、そのことを生かしていただければ幸いです。

長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 

 

盛岡市議との懇談会と「弁政連のあるべき活動」に関する幻の意見書(第3回) 

前回に引き続き、先日の盛岡市議さん達との懇談会のため用意した(ものの、ボツ扱いで葬られた)レジュメを載せます。

今回=資料2は、盛岡市議の方々に、地方議会・議員として弁護士という存在=インフラを、どのように活用いただきたいか、考えたことをあれこれ述べています。

標題のテーマ(地方で執務する弁護士が、地方における民主主義と人権保障の拡充の向上のため何を考え何をすべきか)に関心のある方は、ご覧いただければ幸いです。

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資料2 弁護士・弁政連と市町村議会議員の交流等のあり方に関する一考察

皆さんは、上川あや「変えてゆく勇気」(岩波新書)を読んだことはありますか?

これは、性同一性障害が社会に認知される以前の時代に、その「心」を持って生まれた筆者(MtF)が、艱難辛苦を乗り越え前向きに生きようとすると共に、区議会議員に立候補して当選し、性同一性障害性別取扱特例法(特定の要件のもと、戸籍上の性別を変更=人格に適合させることができる法律。先日、手術要件の違憲判決がなされた)の制定運動にも携わった方が、立法運動を含むご自身の半生を語った本(平成19年出版)です。

僭越ながら、私は、この本に、資料1で述べた「住民の民意反映と人権保障の担い手」としての地方議会議員の「あるべき姿」の一例を見る思いがしています。

と同時に、本書で描かれた上川議員の熱意と工夫溢れる立法活動を拝見すると、社会的的課題を立法(法律制定)によって解決するためには、立法化を強く希望する方が当事者として地方議会議員となり主要国会議員(政府を運営する関係者)に強く・賢く働きかけ理解を得る形をとらなければならない(そうでなければ実現は困難であろう)と感じます。

今や、盛岡をはじめ各自治体で「同姓パートナーシップ制度」の導入が盛んに行われていますが、本書が出版された平成19年当時には、現在の光景はほとんどの人が想像していなかったでしょう。

当事者でもある上川議員に限らず多くの方々の地道で熱心な活動の積み重ねと、それが(世界の潮流も含め)徐々に社会内で理解を得てきたことが、現在の光景に繋がったのだろうと思われます(某市長の当選もそれに似ているのかもしれません)。

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このような「小さい(ごく少数だ)けれど切実な声」は、LGBT等に限らず、社会に様々な形で存在しているのだろうと思います。自分達の地域社会に間違いなく存在するであろう、そうした声を拾い集め、専門家の力を得て、様々な艱難辛苦を受けつつも現実的に可能な解決に向けて努力していく。それこそが、皆さん(地方政治家)や我々(地方のフツーの弁護士)のあるべき仕事の一つであろうことは、申すまでもありません。

医療の世界では「かかりつけ医」が提唱されて久しいですが、地域の伝統的な相互扶助システムが崩壊し揉め事を仲間内で解決することが困難となった現在では、社会生活上の病の治療の担い手としての弁護士の果たすべき役割が飛躍的に増大しています。

そうであればこそ、地域住民の多くが、ご自身や大切な方に問題が生じたとき解決を真っ先に相談に行くべき「かかりつけ弁護士」を持つべきと言えるでしょうし、かつての「二割司法」の時代は弁護士大増員により終わりを告げ、それが可能な人的供給は十分に整えられた(整えられつつある)と言えます。

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とりわけ、支持者・支援者をはじめ多くの地域住民と関わりを持つはずの地方議会議員の方々は、様々な困りごと・悩みごとの相談等を通じて「これは(議員マターではなく)弁護士に相談して解決すべき」と感じる点があれば、地域内の弁護士への相談等を勧めていただきたいと思いますし、そのような意味で、地方政治家の方々こそ、そうした用途を含めた「かかりつけ弁護士」を(得意分野や年代別などに応じて)複数擁しておくことが望ましいと言えるでしょう。

何より、上記の理由(隣近所や親族との交流が絶え、勤務先の人間関係も希薄だなどという、かつて社会にあった地域相互扶助が崩壊したことに伴い、地域の相互扶助の再構築が求められていること)から、助けを求めている住民と、ニーズに応えられる専門家との媒介役(仲介者)としての地方政治家やその補助スタッフなどに求められる役割は、飛躍的に増大していると言えるはずです。

・・・が、盛岡で開業してはや20年。私(小保内)自身は、ただの一度も政治家の皆さんから、相談者のご紹介などを受けたことはありません・・

盛岡市議会や岩手県議会などでは、コイツに紹介するのだけはやめておけ、という悪評でも立っているのでしょうか?(笑?まあ、皆さん、重鎮の先生方や優秀な若手の方々を紹介され、しがない町弁は相手にされていないのでしょうが・・)

それはさておき、既述の理由から、地方政治家こそ「かかりつけ弁護士」を持つべきであり、多数の弁護士が参集する場で一人一人の顔や人となりを見ることができる「弁政連との懇談会」は、ご自身や支援者のための「かかりつけ弁護士」を選ぶ場(相性を含めたマッチング)としての機能も持ちうるものと言えます。

そのような観点から、この機会を積極的に生かしても良いのではないでしょうか。
(便乗して当方の営業活動をしているわけではありませんので、ご理解ご容赦のほどを)

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ちなみに、10年以上前、盛岡ではない某市役所の無料相談会を担当した際、地元の市議さんが、相談者に付き添って何度か来所されたことがありました。

私の知る限り当職への法律相談等の場に盛岡市議さんが同席されたことはありませんが(そもそも、どなたも紹介いただけないし・・)、とりわけご高齢の方などは、ご本人が当方の説明内容を十分にご理解いただけない場合もありますので、ご自身が同席されるかはさておき、そうしたことへの支援も地方議員さんの役割の一つとして考えていただいても良いかと思います。